今回は前回紹介した差し込み印刷の続きとなります。
前回の記事はこちらをご覧ください。
(Microsoft Office 2010を使用しています)
前回は、ラベルとはがきの作り方を紹介しましたが、
今回は差し込み印刷がもっと有効に活用できるパターンを紹介し、
差し込み印刷の大きなメリットである
・1つの差し込み用データ(Excelファイル)を複数の書類に使いまわせる点
・優秀な表計算ソフトのExcelとの連携できる点
を体感いただければ、と思います。
差し込み用データ
今回、
・封筒
・送付文
・請求書
を作成しますが、差し込むデータ(Excelファイル)は全て以下の1ファイルになります。
なお、以下のとおり、表計算することで手で計算する必要がありません。
請求月=MONTH(DATE(YEAR(TODAY()),MONTH(TODAY())-1,DAY(TODAY())))
請求金額(税抜)=G2+H2
請求金額(税込)=I2*1.1
消費税=J2-I2
封筒
1.以下の手順で封筒のフォーマットを作成します。
(1)[差し込み文書]タブ→[封筒]
(2)封筒サイズを[長形3号]→[OK]
(3)フォーマット作成完了。左上が差出人、下が宛先
2.封筒の出力内容を記述する。
(1)[差し込み印刷]タブ→[宛先の選択]→[既存のリストを使用]
(2)差し込みするデータのExcelファイルを選択
(3)Excelファイルのシート名を選択
(4)[差し込み印刷]タブ→[差し込みフィールドの挿入]→挿入したい項目を選択
(5)それぞれ項目を挿入していき、以下のように体裁を整える
(6)ある程度できたら、[差し込み印刷]タブ→[結果のプレビュー]で内容を確認する
送付文
1.送付文の出力内容を記述する。
(1)[差し込み印刷]タブ→[宛先の選択]→[既存のリストを使用]
(2)差し込みするデータのExcelファイルを選択
(3)Excelファイルのシート名を選択
(4)[差し込み印刷]タブ→[差し込みフィールドの挿入]→挿入したい項目を選択
(5)前述の封筒のように、それぞれ項目を挿入していくが、
日付のみ以下のように出力されてしまうため、修正する
(6)「Alt」+「F9」でコードを表示
(7)送付日のあとに「\@yyyy月M月d日」と記述
(8)「Alt」+「F9」で画面を戻した後、「Shift」+「A」で全選択後、「F9」を押して出力内容を更新し、完成
請求書
1.請求書の出力内容を記述する。
(1)[差し込み印刷]タブ→[宛先の選択]→[既存のリストを使用]
(2)差し込みするデータのExcelファイルを選択
(3)Excelファイルのシート名を選択
(4)[差し込み印刷]タブ→[差し込みフィールドの挿入]→挿入したい項目を選択
(5)前述と同様それぞれ項目を挿入していく。
ただ、今回は金額が「,(カンマ)」区切りでないため、修正する
(6)「Alt」+「F9」でコードを表示
(7)金額のあとに「\#”0,円”」と記述
(8)「Alt」+「F9」で画面を戻した後、「Shift」+「A」で全選択後、「F9」を押して出力内容を更新し、完成