今回はC#で使用する配列とリスト(List)のそれぞれの変換方法についてご紹介します。
配列とリストの違い
配列とリストの主な違いは要素数、データの箱の数が固定か可変かどうかです。
配列の場合は宣言時に要素数を指定するため、要素数が固定である必要があります。
また、2次元配列、3次元配列…のように多次元配列を容易に扱うことができます。
一方でリストの場合は要素数の指定がなく、
要素の追加、削除を自由にできるため、要素数を動的に変更することができます。
配列からリスト(List)への変換
配列からリストに変換する方法をご紹介します。
配列 string[] からリスト List<string> に変換するには
コンストラクタの引数に配列 string[] を渡すことで変換することができます。
※ ここでは例で型をstringで説明しています。
以下の例では1行目で配列を初期化し、2行目でリストを宣言して配列からリストに変換しています。
string[] array = {"apple", "orange", "grapes"};
List<string> list = new List<string>(array);
リスト(List)から配列への変換
リストから配列に変換する方法をご紹介します。
リスト List<string> から配列 string[] に変換するには
配列が持つメソッド ToArray() で変換することができます。
※ ここでは例で型をstringで説明しています。
以下の例では1~4行目でリストを宣言・初期化し、6行目で ToArray() メソッドを使って配列に変換しています。
List<string> list = new List<string>();
list.Add("apple");
list.Add("orange");
list.Add("grapes");
string[] array = list.ToArray();